株式会社DTP出版 

 

【内容紹介】
2014年9月にスコットランドの独立をめぐって英国で住民投票が行われたのは記憶に新しい。
英国の正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」であり、かの国がイングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの連合体であることはいくぶん理解されてはいるとしても、その連合体成立をめぐる歴史的過程や経緯については、とくに日本人には深く理解されていないだろう。
21世紀の今日、文化や民族の多様性を包含した国家という文脈に鑑みて、英国という連合王国の存在が難しい局面を迎えている現状がある。
本書の趣旨は、従来のいわゆる概説的な英国史とは違って、学生が上記の問題をグローバルな視点から理解し、かつそれに対する問題意識を高めることである。
語句整理・リスニングでの内容吟味・自由英作文など、多角的なエクササイズを盛り込み、英語のリーディングの教科書として申し分ないものとなっている。