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 英語教科書 詳細

[改訂新版] 一度は読んでおきたい名文から学ぶ総合英語


2017年4月1日発行(2022年4月1日 第2刷)
A4判 134頁 定価(本体1,700円+税)
[著者]野村忠央、永谷万里雄、野村美由紀、勝山裕之、菅野悟
教授用(資料・音声CD)あり
ISBN978-4-255-15612-5
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英語を通じて幅広い知識を育み、
専門課程で必要とされる英語力を養う!
 
実用主義の英語教育に対する教養主義の重視

 今日、多くの大学では、TOEICやTOEFLや英検などの資格試験のための英語を教えることが要求されるようになっています。またe-learningやCALLシステムを用いた英語教育に注目が集まるようになってきたことも、この事実と無縁ではないでしょう。しかし、大学で学ぶ英語がこのような趣旨の英語教育ばかりでよいのでしょうか。教養課程で学ぶ英語教育の目的とは、本来は、専門課程での原書講読が可能になる程度の英語力を養成するためのものであるはずです。また、英語を通じて広い知識を涵養することこそが、専門課程に進む上での一般教養として求められるべきでしょう。

 
 
上質な名文に数多く接することで語学力を育てる

「英語力を養成するためにはなにをしたらよいか?」という問いかけに対する最も有効な回答は、〈質の高い英文〉をできるだけ多く読むことです。ReadingからのInputを増やさない限りListening能力の増強は図れませんし、OutputとしてのWritingやSpeakingの能力もReadingから多くのInputがあってはじめて伸ばしうるものです。つまり、英語が非母語である話者にとっては、Reading能力の増強こそがほかの3技能の増強に最も大きな影響を与えることになるのだと言えるでしょう。スポーツやゲームの上達を図る上では上級者と多く対戦することが不可欠であるように、英語力の養成のためには質の高い英文に多く触れることが最も近道なのです。

 
 
多彩な名文を多量に収録、教養とともに英語力を鍛え上げる

 〈質の高い英文〉とは必ずしも〈難解な英文〉を意味するものではありません。平易な英文であっても、名文と呼ばれるすぐれた著作・作品は多数存在します。そして、そうした表現にできるだけ多く触れることが英語力を養うのですから、質の高い英文を多量かつ多彩に取りそろえることが教科書には必要な条件となります。本書は特定のトピックの英文に偏らず、言語、社会、文化、文学、政治、歴史、思想、科学など多様な分野から選ばれた英文から編まれています。またジャンルも論説文、文学作品、随筆、演説など一通りの英語散文が漏れなく配され、まさに英語を通じた広い知識の涵養が達成される内容となっております。

 
 
読解力のみならず英語力の総合的な養成を狙いとする

多彩な多読が英語力養成に有効だとはいえ、大学での英語の授業がそれに対応していなければ、名文に触れる授業自体が実現不可能です。また授業内容そのものも、長年にわたって批判されてきている〈単調な訳読形式〉に終わっていては、せっかくの名文の数々も宝の持ち腐れになってしまいます。本書では、単に本文を掲載し巻末に注釈を列挙するというスタイルを避けました。各課に読解力養成のため内容把握の設問を置き、なおかつその課に登場する単語、熟語、構文、文法事項をそれぞれ整理して学び、さらに本文の表現を参考にして英作文の演習を行うという形式を採っています。単なる読解の教科書ではなく〈英文読解力、語彙力、文法力、表現力の総合的な養成を企図している教科書〉なのです。

 

 
   
 
教授用資料の他 LinkIcon 指導用資料もございます。IDとpasswordが必要ですので、メールでお問い合わせください。


『[改訂新版]英文法の総復習とワンクラス上の英作文 Write Cool English!』


 2021年4月1日発行
A5判 242頁 定価(本体1,600円+税)
[著者]野村忠央、菅野悟、野村美由紀、外池滋生
教授用資料あり
ISBN978-4-86211-770-0
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【Part A】目次
 
 
【Part B】目次

 
英作文のために英文法の知識は必須!
豊富な例文による徹底復習で作文力をブラッシュアップ!
 

コミュニケーション能力向上のためにWritingに特化した教科書

 〈英文読解力、語彙力、文法力、表現力の総合的な養成を企図している教科書〉としてご好評いただいている『新版 一度は読んでおきたい名文から学ぶ総合英語』ですが、実際の授業でお使いいただく場合については、当然のことながら「長文読解」の授業を想定しております。すなわち英語の4つの技能――Reading, Writing, Listening, Speakingのなかで、受動的な能力であるReadingが中心の授業ということになります。そこで、英語によるコミュニケーション能力の重要性が叫ばれる昨今、能動的な能力たるWritingに特化した「英語表現、英作文」の教科書をめざして企画されたのが本書です。

 
 

英語学習における文法の重要性を認識した教科書づくり

英語学習についてしばしば見受けられる最も誤った通念は「英米人の子供たちなど、英語母語話者が、文法を学んでから英語を覚えているだろうか?」という観点に由来するものです。母語として言語を身につける場合と、それを身につけた後に第二言語として他言語を学習する場合とでは、明らかに習得のプロセスが異なります。この大きな違いを理解していない、もしくは無視した結果、勢い「習うより慣れよ」式の体験偏重に傾いた学習法が往々にして見られることとなります。本書の執筆陣4人は全員が英語学者であり、英語学習において文法がいかに重要であるかを強く認識しています。文法用語を知っているかどうかは別問題で、文の決まりを知らなければ英文は作成できない――そうした信念から本書はつくられています。

 
 

中学・高校までの英文法の総復習で作文能力のアップ

 本書は英語の能動的・創造的作業であるWritingに特化した教科書であり、英語の中~上級者を対象としたものですが、最近の大学生に英語を苦手とする学生が増えてきているのが実状です。そのような学生にはまず中学・高校までの英文法の総復習が必要となります。また、多くの人が誤解していますが、ほとんどの人にとって難解で高度な英文法の知識は必要ありません。社会人で英語が苦手な人というのはたいてい中学・高校までの英文法が身についていないのであり、それを復習・マスターすれば事足りるのです。こうした考え方から本書では中学・高校での英文法の総復習を行い、Writingの技能向上につなげる英語教育をめざしています。